(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
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院長室だより               

★帯状疱疹は水痘ワクチン接種で予防を★


帯状疱疹の発症や症状の重症化を防ぐには、ワクチンの摂取が有効だと
されています。ワクチンを打つことで帯状疱疹が半減し、重症化や帯状疱疹後
神経痛の発症が6割以上減ったことが報告されています。日本では2016年から
50歳以上の人に帯状疱疹の予防のための摂取が可能となっています。


★帯状疱疹の治療★


治療の中心はウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の服用で、発疹がでてから
3日以内に服用を始めることが必要です。ウイルスが少ない初期段階から服用するほど、
重症化リスクを軽減する効果が期待できます。抗ウイルス薬の治療と併せて重要なのが
痛みのコントロールです。帯状疱疹後神経痛に移行させないように、できるだけ早く痛みを
抑えることが重要です。症状のある部位や痛みの強さに応じて、ペインクリニックなど他科
とも連携して診療を進め、症状が広範囲に及ぶ場合や痛みが強い場合には、入院して治療を
行うこともあります。


★骨粗鬆症の予防★


骨粗鬆症の予防には、運動療法や食事療法があります。運動療法のおすすめは、
ウォーキングです。食事においては、骨粗鬆症予防のために必要なカルシウムの摂取量は、
1日700~800mgです。牛乳、大根、ヨーグルト、チーズ、小魚、豆類、小松菜、海藻類、
このほか、喫煙や過度なアルコール摂取もさまざまな機序で骨粗鬆症となりやすいことが
指摘されていますので、摂取を控えましょう。


★帯状疱疹★

帯状疱疹は、体の片側に赤い発疹が帯状に現れることからついた病名です。
強い痛みがあるのも特徴で、原因は水ぼうそう(水痘)と同じ、水痘・帯状疱疹
ウイルスです。水ぼうそうにかかったことのある人ならだれでも、帯状疱疹を
発症する可能性があります。ウイルスが、頭や顔に症状が出るのは三叉神経に、
首から下に症状が出るのは脊髄に潜伏していたウイルスが原因です。このウイルスは組織や
神経を刺激して炎症を起こし、痛みや発疹、水ぶくれなどを引起こします。これが帯状疱疹です。
潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが暴れだすのは、免疫力が低下したときです。徹夜して
体力が落ちている、ストレスがある、糖尿病などの持病がある、がんや膠原病など、免疫が低下する
病にかかっている、ステロイド薬や免疫抑制薬など免疫が下がる薬を飲んでいる、50歳以上である
などが当てはまる場合は気をつけましょう。若い人でも発症しますが、男女とも免疫力が低下
する50代から急増しています。季節としては、夏バテで免疫力が低下する夏から秋に患者数が
増える傾向にあります。


★脳過敏症候群★


頭痛発作は、年をとるにつれて血管が硬くなって広がらなくなるため
起こりにくくなります。しかし、興奮状態の脳は誤作動しやすく、
耳鳴りや頭痛、めまい、不眠、イライラ、抑うつなど、さまざまな症状に
悩まされるようになりかねません。これを脳過敏症候群と言われ、現れる
症状は多彩ですが、根っこには興奮しやすい脳という共通の状態があります。
診断には、脳が興奮しやすいかどうかを調べる脳波検査が不可欠です。


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