(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
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患者さんの立場にたった、分かりやすい治療を心がけています。消化器の専門医として新しい技術を取り入れながら地域医療に貢献していきます。

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院長室だより               

★先天性風疹症候群★


風疹ウイルスに免疫のない妊婦が妊娠中に風疹に罹患すると、持続的胎児感染が起こり、
おおむね20週までの感染では新生児期の症状障害が発生する可能性がある。これを
先天性風疹症候群(CRS)という。新生児期に一過性に、低出生体重、肝脾腫、肝炎、
黄疸、血小板減少、出血斑、溶血性貧血、発疹、リンパ節腫張、髄膜脳炎、大泉門開大、
間質性肺炎、筋炎、心筋炎、下痢、長管骨のX線上透過像と発育障害などがみられることが
ある。母体感染が妊娠初期ほどCRSの頻度が高くなり、症状もそろいやすい。妊娠後後期の
感染では障害は残さないとされる。


★風しん★


全国の風しんの報告数が急増し、現在も報告数の多い状態が続いています。
市内では、2018年8月20~26日から2019年10月30日までに303人の報告がありました。
全国では、30~40歳代の男性が半数近くを占めており、また、予防接種なし、および
予防接種歴不明が91%を占めています。また、推定感染源として記載が多かったのは、
職場が最多で、次いで家族でした。妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、
眼や心臓、耳等に障害のある先天性風しん症候群の子どもが出生することがあります。
妊婦さんの周りいる方は、風しんを発症しないよう予防が必要です。風しんの抗体検査
無料と予防接種を実施しています。主な症状は、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどで、
発疹の出る前後1週間は感染性があります。風しんを疑う症状が現れたら、必ず事前に
医療機関に電話連絡をして相談の上、医療機関の指示に従って受診しましょう。


★インフルエンザが流行しています★


2019年第44週(10月28日~11月3日)の定点あたりの患者報告数は、横浜市全体で
1.74と前週の1.18から増加しています。年齢別では、10歳未満の報告が全体の64.8%、
15歳未満の報告が全体の82.4%を占めています。学級閉鎖等は、第44週までに小学校を中心に
41件、患者数506人が報告されています。今シーズンの第44週まで市内の迅速診断キットの結果は
累計でA型92.6%、B型7.3%、A・B型ともに陽性0.1%と、A型が多く検出されています。
なお、全国のウイルス分離・検出状況では、AH1pdmが多く検出されており、横浜市内での
検出状況も同様の状況です。今後、インフルエンザの本格的な流行が予想されるため、正しい
手洗い、予防接種による予防や、早期受診などの対策が重要です。


★ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症★


ヒトパピローマウイルス(HPV)は、近年、子宮頸がんの発がんに深く関与することが
わかり、その予防ワクチンも一時注目されたウイルスである。またHPV感染は主として
性行為感染であり、性交渉の開始とともに70~80%の女性が感染を受けるといわれるほど、
ありふれたウイルス感染である。そのため学童期、思春期に予防ワクチンを接種することは
大きなインパクトがあるが、副作用の症状も大きく現在は任意となっている。
子宮頸がんは若年層にも多く、今後注目、注意していかなあければならない疾患である。


★産褥熱★


産褥熱は分娩により生じた創傷に起きた感染と、それに続発する感染症で、感染が
性器損傷部位に限局した限局性産褥熱と、敗血症のような全身性産褥熱と、敗血症の
ような全身性産褥熱とがある。分娩終了後の24時間以降、産褥10日以内に、2日間以上、
38℃以上の発熱の続く場合を言う。


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