(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
TEL:045-935-7811
患者さんの立場にたった、分かりやすい治療を心がけています。消化器の専門医として新しい技術を取り入れながら地域医療に貢献していきます。

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院長室だより               

★脱水★


私たちのからだの60%は水分です。この水分は体液と呼ばれ、体温の調節、
栄養素や酸素の共有、老廃物の排泄など身体にとって非常に重要な役割を
担ってくれます。この体液が失われると、口渇感、体重減少、尿や発汗の減少が
出現します。体液量が少なくなると脳や筋肉などに症状が出るようになります。
また、体液量が低下し血液の濃度が高くなると、血のかたまりつまり血栓ができやすくなり、
その血栓が血管につまることで脳梗塞や心筋梗塞などを起こす危険性も高くなります。


★HbA1cの数値と合併症リスク★


糖尿病の怖さは合併症にあります。合併症を予防するための目標数値としては、
HbA1cがよく用いられます。HbA1cを7.0%未満でキープすれば合併症を発症しづらくなる
という研究結果があるので、最低限の目標はそこに置きます。しかし、確立が下がるだけであり、
発症しないという確証はありません。まずは6%台まで下げて維持しながら、できるだけ早く
正常値の6,2%未満に近づけていきましょう。


★基礎代謝★


顔色が悪い・便秘・疲れやすい・低血圧・体温が低めなどの症状で当てはまるものが多いほど、
基礎代謝が下がってる可能性があります。基礎代謝とは、体が毎日ほっといても消費する
カロリーのことであり、筋力の低下や血流の悪さでその量が減り、太りやすい体質になります。
基本的に加齢によって基礎代謝は下がる傾向にありますが、運動などで補えるので、
適度な運動を習慣にするとよいでしょう。


★歯周病★


歯周病は全身の健康を脅かしますが、しっかりと対策すればそれだけ多くの健康リスクを
減らせるということでもあります。対策の基本は歯科医院での3ヶ月に一度の定期的な
検診と、自宅でのていねいな歯磨きです。また、歯周病菌を繁殖させないために免疫力を
高めておくことも大切です。


★歯周病の全身への影響★


歯周病は、歯を失う原因になるだけではありません。歯周病のリスクは
口の中だけにとどまらず、全身の健康にも影響を及ぼすことが分かっています。
炎症を起こした歯ぐきから歯周病菌が血管内に侵入し、全身に回って、体中に
毒素をまき散らかすからです。血流に乗って運ばれた歯周病菌が心臓まで到達し、
感染症心内膜炎を引き起こすことが報告されています。重篤化すると心不全となる
可能性もあるため、注意が必要です。心臓病以外にも、歯周病菌が動脈硬化を
進行させるため血栓ができやすくなり、脳梗塞を引き起こす恐れがあることや、
認知症の原因物質である「アミロイドβ」が増えやすくなり、認知症になる可能性が
高まることも指摘されています。


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