★服薬指導★
くすりは正しい使用法に関する情報も併せて渡すことが必要です。
これを服薬指導といいます。服薬指導は、一般用医薬品でもおこなわれます。
販売店の薬剤師は、患者さんの話をよく聞いて、もっともふさわしいと
考えられるくすりを販売します。薬剤師が提供する情報は、くすりの服用時間・
服用回数や服用量などの基本的な情報をはじめ、保管方法、注意したい副作用や
のみ合わせなどがあります。また、くすりが変更になった場合や新しいくすりが
追加された場合などにも説明をおこないます。くすりは正しく使われて、はじめて
有効なものとなります。服薬指導は、正しく使うための情報を提供することで、
くすりを正しく使い、病気の治療の助けとなるようにするためにおこなうものなので、
とても重要です。
★脂質の種類★
脂質を構成している主成分は脂肪酸で、飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸にわけられます。
飽和脂肪酸はとり過ぎると血液中の中性脂肪やコレステロール値を上昇させ、
肥満や脂質異常症の原因となるため、注意が必要です。
★脂質★
脂質は炭水化物、たんぱく質と同じくエネルギーを産生する栄養素です。
たんぱく質や炭水化物に比べ、効率のよいエネルギー源です。
しかし、とり過ぎるとエネルギー過剰にとなり、肥満になる恐れがあります。
また、動脈硬化、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病のリスクも
増加します。また、脂溶性ビタミンの吸収をアップさせたり、体温を保持したり、
内臓を保護するなどの役割があります。不足すると、ホルモンバランスが崩れたり
エネルギー不足になったり、皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
脂質は、とり過ぎはよくないけれども、体にとって欠かせない栄養素なのです。
★オーラルフレイル★
硬いものが食べられなくなったり、食事のたびにむせてしまう。
食べこぼしが多くなった、舌がうまく回らないなど
これらの症状は口腔の機能が衰えているオーラルフレイルの可能性を
示しています。オーラルフレイルは最初に挙げたような口腔機能の
ささいなトラブルから始まります。それらを放置していると、
全身の虚弱(フレイル)につながっていくと考えられています。
口腔の問題だけにとどまらないのがオーラルフレイルの恐ろしいところです。
★繊維筋痛症★
体のあちこちに激しい痛みが続くのに、一般的な検査をしても異常が
見つからない繊維筋痛症。主症状は関節や筋肉の痛みですが、頭痛、
腹痛、疲労感、不安やうつなどの多彩な症状を併発し、生活の質(QOL)
を低下させます。早く治療を始めれば回復する可能性は高まりますが、
適切な治療を受けている人は少ないと思われ、適切な治療を早く
受けれるようにしましょう。