(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
TEL:045-935-7811
患者さんの立場にたった、分かりやすい治療を心がけています。消化器の専門医として新しい技術を取り入れながら地域医療に貢献していきます。

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院長室だより               

★服薬指導★

くすりは正しい使用法に関する情報も併せて渡すことが必要です。
これを服薬指導といいます。服薬指導は、一般用医薬品でもおこなわれます。
販売店の薬剤師は、患者さんの話をよく聞いて、もっともふさわしいと
考えられるくすりを販売します。薬剤師が提供する情報は、くすりの服用時間・
服用回数や服用量などの基本的な情報をはじめ、保管方法、注意したい副作用や
のみ合わせなどがあります。また、くすりが変更になった場合や新しいくすりが
追加された場合などにも説明をおこないます。くすりは正しく使われて、はじめて
有効なものとなります。服薬指導は、正しく使うための情報を提供することで、
くすりを正しく使い、病気の治療の助けとなるようにするためにおこなうものなので、
とても重要です。


★脂質の種類★


脂質を構成している主成分は脂肪酸で、飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸にわけられます。
飽和脂肪酸はとり過ぎると血液中の中性脂肪やコレステロール値を上昇させ、
肥満や脂質異常症の原因となるため、注意が必要です。


★脂質★


脂質は炭水化物、たんぱく質と同じくエネルギーを産生する栄養素です。
たんぱく質や炭水化物に比べ、効率のよいエネルギー源です。
しかし、とり過ぎるとエネルギー過剰にとなり、肥満になる恐れがあります。
また、動脈硬化、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病のリスクも
増加します。また、脂溶性ビタミンの吸収をアップさせたり、体温を保持したり、
内臓を保護するなどの役割があります。不足すると、ホルモンバランスが崩れたり
エネルギー不足になったり、皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
脂質は、とり過ぎはよくないけれども、体にとって欠かせない栄養素なのです。


★オーラルフレイル★


硬いものが食べられなくなったり、食事のたびにむせてしまう。
食べこぼしが多くなった、舌がうまく回らないなど
これらの症状は口腔の機能が衰えているオーラルフレイルの可能性を
示しています。オーラルフレイルは最初に挙げたような口腔機能の
ささいなトラブルから始まります。それらを放置していると、
全身の虚弱(フレイル)につながっていくと考えられています。
口腔の問題だけにとどまらないのがオーラルフレイルの恐ろしいところです。


★繊維筋痛症★

体のあちこちに激しい痛みが続くのに、一般的な検査をしても異常が
見つからない繊維筋痛症。主症状は関節や筋肉の痛みですが、頭痛、
腹痛、疲労感、不安やうつなどの多彩な症状を併発し、生活の質(QOL)
を低下させます。早く治療を始めれば回復する可能性は高まりますが、
適切な治療を受けている人は少ないと思われ、適切な治療を早く
受けれるようにしましょう。


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