(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
TEL:045-935-7811
患者さんの立場にたった、分かりやすい治療を心がけています。消化器の専門医として新しい技術を取り入れながら地域医療に貢献していきます。

www.sakamoto-mc.com
All Rights reserved.

院長室だより               

★低体温症★

低体温症というのは、人間の深部体温が、正常な活動を維持するのに必要な
レベルより低下したときに起きるいろいろな症状の総称。医学的には直腸温が
35℃以下に低下したときに低体温症と診断されます。低体温症の対処法は、
症状によって異なります。とくに進行した停滞温症では、慌てて温めるのは危険で、
最悪の場合、死亡することがあります。体の温まる甘い飲み物は効果的ですが、
意識がはっきりしていないときは飲ませてはいけません。医師の診察を受ける
ことをお勧めします。


★胃食道逆流症★

胃食道逆流症は、自覚症状と内視鏡所見から3つに分けられます。1つは、
胃酸が逆流しているにもかかわらず食道粘膜に異常が無く、自覚症状のみがある
タイプで、これを非びらん性胃食道逆流症(NERD)といいます。
あとの2つは食道炎の所見が認められる逆流性食道炎(びらん性胃食道逆流症)
で、これはさらに、自覚症状があるタイプとないタイプに分かれます。
胃食道逆流症は欧米に比べて日本では少ないといわれてきましたが、近年、
患者さんの数が急増しています。その背景には、食の欧米化により消化するのに
胃酸がたくさん必要な高脂肪・高たんぱくの食事が多くなったこと、ピロリ菌
感染者が減って胃酸が十分に出る元気な胃をもつ人が増えたこと、病気の認知度が
上がったことなどが考えられます。現在は成人の10~20%くらいがこの病気で
あると推測されています。


★股関節のトラブル★


体の中心で体重を支える股関節は、日常の動作をスムーズに行うために
重要な関節です。股関節は痛みなどの症状が現れにくく、いったん悪くなると
重症化しやすいのが特徴です。股関節にトラブルのある人は約400万人といわれ
患者数は膝や腰の病気の1/10ほどですが、人工関節になる患者さんはほぼ同数の
年間約6万人です。健康寿命を延ばして活動的な人生を歩むために、普段から
股関節に意識を向けましょう。


★こんな症状があったら胃食道逆流症かも★


典型的な症状
・胸やけ
・吞酸

その他の症状
・持続する慢性的なせき
・胸が詰まるような痛み
・のどの違和感
・ぜん鳴


★胃食道逆流症とよく似た症状★


・機能性消化管障害
胃食道逆流症と診断するには、胃酸を含む胃内容物の逆流が起こっていなければ
いけません。非びらん性胃食道逆流症では粘膜の異常はみられませんが、詳しい
検査をすると逆流していることが確認できます。しかし、逆流していないのに症状を
訴える場合があります。1つは、逆流がまったくない機能性胸やけ、もう一つは、
通常は症状を自覚しない少量の逆流に反応する逆流性過敏症です。消化粘膜に肉眼的な
異常がないのに、消化管の運動異常や知覚過敏などによりさまざまな症状が現れる状況を
機能性消化管障害と総称しますが、この2つもその一種です。胃食道逆流症治療薬である
酸分泌抑制薬は、逆流性過敏症の一部を除き、効果がありません。


( P-1 / 306 ) 次のページ