(医)英和会 坂本内科胃腸科クリニック 中山駅駅前
TEL:045-935-7811
患者さんの立場にたった、分かりやすい治療を心がけています。消化器の専門医として新しい技術を取り入れながら地域医療に貢献していきます。

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院長室だより               

★消化不良★

消化不良の原因は様々ですが、特に多いのが胃酸分泌の乱れ。
暴飲暴食をはじめ、脂肪分の多い食品を食べすぎたり、
過度のアルコールを接種したりすることで、胃酸分泌が乱れます。
すると、胃を守る粘膜が減少し、細菌などに攻撃されてしまうのです。
さらに消化酵素を分泌するすい臓の働きも低下し、消化不良が
起こりやすくなります。また、過労による疲労の蓄積、精神的な
ストレスも自律神経のバランスを崩し、胃腸の機能が低下する原因の一つです。


★認知症★

認知症は今や非常に身近なリスクです。
そして認知症の手前には軽度認知障害と呼ばれる
状態があります。人の名前を思い出せない、
物をどこに置いたか忘れてしまうなど物忘れが主な症状で、
5年後には約50%が認知症に進みます。
心当たりのある方は要注意です。


★無理のない減塩★

1)だし
塩分で味を濃くしなくても、かつお節、きのこなど
うま味が豊富なだしを使うことで、素材の味を引き立たせた
料理を楽しむことができます。
【かつお節/煮干し/昆布など】


2)タンパク質
朝にしっかりタンパク質を接種すると、その後の食べ過ぎを防いでくれるため、
塩分の摂りすぎを防止できます。
【魚/肉/卵など】


3)食物繊維
食物繊維を接種することで余分な塩分を吸着し、便として塩分を排出することができます。3
【ごぼう/キノコ/わかめなど】

4)酸味
塩分の置き換えとして使えるのが酸味です。例えば刺身にはしょうゆではなく、
すだちやレモンを垂らすなど。
【酢/レモン/すだちなど】


★胃潰瘍★

・原因
胃潰瘍の二大原因は、ヘリコバクターピロリ感染とヒステロイド性炎症剤(NSAIDs)であります。

・症状
症状としては、みぞおちの痛み、食欲不振、腹部膨満感などがあります。
ご高齢の非ステロイド性炎症剤(NSAIDs)服用者では症状に乏しく、吐血や黒色便などの
出血症状で発症することがあります。

・診断
胃内視鏡検査
胃バリウム検査

・治療
出血がある場合は、内視鏡で止血を行うことがあります。
薬剤としては、胃酸の分泌を抑える、プロトンポンプ阻害薬や
H2ブロッカーを服用していただきます。
ピロリ菌が原因と考えられる場合には除菌療法を行います。


★血圧が上がる原因★

①塩分の摂りすぎ
塩分に含まれるナトリウムには、
体に水分が取り込む性質があるため、
摂りすぎると体内の血液量が多くなります。
心臓は水分によって増えた血液を力いっぱい
押し出そうとするから、血圧が上がってしまうのです。
しかし、塩分は必ずしも悪者ではなく、
体にとって必要なものであるため
摂らないではなく摂りすぎないことを大切にしましょう。

②血行不良
気温がぐっと下がり、寒くなる冬は、高血圧が悪化する季節でもあります。
体が冷えると血管が縮み、血行が悪くなることから、
心臓が血液を押し出す力を強めるためです。
対策法としては体をあたためて血管を広げ、血行を良くすることが大切です。


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